ペットの緊急対応マニュアル
大切な家族であるペットに、もしものことが起きた時。
あわてず、落ち着いて行動するための手引きです。
いざという時にすぐ手に取れる場所に保管してください。
MIMITOTE
クエストスフィア株式会社
このマニュアルは印刷してご活用ください
緊急時に備え、冷蔵庫や壁に貼っておくことをおすすめします
事前に記入しておくことで、緊急時にパニックにならず迅速に対応できます。
ペットは飼い主の不安を敏感に感じ取ります。深呼吸を3回してから行動しましょう。
緊急時 5つのステップ
パニックは正しい判断を妨げます。時計を見て時間を確認し、「大丈夫」と声に出しましょう。ペットも飼い主の冷静さに安心します。
以下の3点を素早くチェックしてください。
意識の確認
名前を呼ぶ、体を軽くさする。反応があるか確認する。
呼吸の確認
胸やお腹の動きを目視。鼻先に手をかざし呼吸を感じる。
出血の確認
目に見える外傷・出血がないか全身を確認する。
ペットが暴れている場合は無理に触らず、周囲の危険物(ガラス・家具など)を取り除きます。静かで平らな場所にタオルや毛布を敷いて安静にさせましょう。
このマニュアルP.2の緊急連絡先に電話します。伝える内容は以下の通りです。
病院に伝えること:
キャリーバッグまたは大きなタオル・毛布を用意。ペットを安定させ、急な動きで悪化しないよう注意して搬送します(詳細はChapter5参照)。
意識がない、呼吸が止まっている、大量出血がある場合は、一刻も早く動物病院へ搬送してください。迷った場合はMIMITOTEドクターにオンラインで相談できます。
口の中に手や物を入れないでください。動画撮影は獣医師の診断に非常に役立ちます。
「様子を見よう」は禁物です。特に上記症状では、早期対応が命を左右します。
こんな症状が出たら熱中症を疑う
応急処置
すぐに涼しい日陰・室内に移動する
常温の水(冷水ではなく)で体を濡らす
首・脇の下・内ももに保冷剤をあてる
少量の水を飲ませる(無理強いしない)
応急処置と同時に動物病院へ連絡
氷水に浸けると血管が収縮し逆効果です。常温〜ぬるい水を使いましょう。
こんな症状が出たら低体温を疑う
応急処置
暖かい室内に移動させる
毛布やタオルで全身を包んで保温する
湯たんぽ(タオルで包む)を体の横に置く
体温を測定する(正常:犬猫38〜39℃)
改善しない場合は動物病院へ
ドライヤーの温風は低温やけどの危険。直接あてないでください。
季節ごとの注意点
夏(5〜9月)
散歩は早朝・夜間に。車内放置厳禁。アスファルトの温度に注意。水分補給をこまめに。
冬(11〜2月)
小型犬・短毛種は防寒着を。暖房器具のやけどに注意。屋外飼育は寝床の保温を。
梅雨・台風期
湿度による食中毒に注意。ストレスによる体調変化に気を配る。
環境省は「同行避難」を推奨しています。事前の備えが大切です。
以下を「ペット用防災バッグ」にまとめ、すぐ持ち出せる場所に保管しましょう。
| 種類 | 内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| 同行避難 | ペットと一緒に避難所まで移動すること | 避難所の中で一緒にいられるとは限らない。ペットは別スペースの場合も |
| 同伴避難 | 避難所でペットと同じ空間で過ごせること | 対応している避難所は少ない。事前に自治体に確認が必要 |
お住まいの自治体に、ペット同行可能な避難所を事前に確認しておきましょう。複数のルートと避難先を把握しておくと安心です。
ケージ・キャリーに入れる
他の避難者への配慮として、ペットはケージ内で過ごさせましょう。
鳴き声・臭い対策
ストレス軽減のため、普段使っている毛布やおもちゃを持参しましょう。
排泄物の処理
必ず飼い主が責任を持って処理。ペットシーツとゴミ袋を常備。
マイクロチップ
2022年6月より販売業者は装着義務化。既に飼っている場合も装着を強く推奨。動物病院で登録情報の確認を。
迷子札・鑑札
首輪に連絡先入りの迷子札を常時装着。犬は鑑札と狂犬病予防注射済票も義務。
緊急時、ペットを安全に動物病院へ運ぶ方法を知っておくことは、命を守る重要なスキルです。
キャリーバッグ
小型犬・猫に最適。普段から慣れさせておくと、緊急時もスムーズに入れられます。
底にタオルを敷き、安定させる
毛布で包む
中〜大型犬、キャリーに入らない場合に。体を包み込むように優しく巻きます。
骨折の疑いがある場合は患部を動かさない
簡易担架の作り方
大きめのバスタオル・毛布・ダンボールを用意する
ダンボール板の上に毛布を敷き、ペットをそっと乗せる
毛布の端を持ち、2人で水平を保ちながら運ぶ。揺らさないよう注意
運転が困難な場合や、車がない場合はペットタクシーを利用しましょう。事前に連絡先を控えておくことが重要です(P.2の連絡先欄に記入を)。
MIMITOTE会員の方は、夜間緊急ペットタクシーサービスをご利用いただけます。ペットの容態に配慮した安全運転で、提携動物病院まで搬送いたします。
利用方法:MIMITOTEアプリまたはWebサイトから緊急リクエスト
意識がない場合は気道を確保し、頭を少し高くして搬送します。痛がっている場合は噛まれる可能性があるため、口周りをタオルで軽く巻く場合もあります(呼吸困難時は除く)。
看取り期を迎えた大切な家族に寄り添うための情報です。つらい内容ですが、いざという時のために知っておくことが、後悔のない最期につながります。
身体的なサイン
行動のサイン
いつもの場所に柔らかい毛布を敷き、安心できる環境を整えます。温度管理にも配慮しましょう。
優しく声をかけ、体をそっとさすってあげましょう。ペットは最期まで飼い主の声を聞いています。
自然に任せることも、大切な選択のひとつです。苦痛が強い場合は獣医師に相談してください。
看取り期のお悩みは、MIMITOTEドクターにいつでもご相談いただけます。「病院に連れて行くべきか」「自宅で看取っても良いのか」など、獣医師がオンラインで丁寧にお答えします。深夜の不安な時間帯もサポートいたします。
大切な家族との別れは、何度経験しても深い悲しみを伴います。落ち着いて対応するために、事前に流れを知っておきましょう。
温かいタオルで優しく全身を拭いてあげます。目や口を閉じ、手足を自然な姿勢に整えます。
段ボール箱や寝床にペットシーツを敷き、その上にタオルや毛布を重ねます。いつも使っていたベッドでも構いません。
保冷剤やドライアイスを頭部・腹部の周りに置きます。特に夏場は室温を下げ、早めの処置が重要です。
亡くなって2〜3時間後から死後硬直が始まります。手足を自然な姿勢に整えるのは、硬直が始まる前に行いましょう。硬直は半日〜1日程度で徐々に解けていきます。
葬儀社への連絡
行政への届出(犬の場合)
猫やその他のペットは届出義務はありませんが、マイクロチップを装着している場合は登録情報の変更をおすすめします。
保険・お見舞金の手続き
MIMITOTE会員の方は、みまもりお見舞金の申請が可能です。申請フォームに証明書類(死亡証明書・領収書等)を添付してご提出ください。お見舞金審査委員会が審査の上、総合的に判断して支給の可否・金額を決定いたします。手続きのサポートも行っておりますので、お気軽にご相談ください。
以下のカードを切り取ってお使いください。財布・冷蔵庫・玄関など、すぐに確認できる場所に保管してください。
緊急時の5ステップ
① 深呼吸して落ち着く
② 意識・呼吸・出血を確認
③ 安全な場所に移動
④ 動物病院に連絡
⑤ 搬送準備
絶対にやってはいけないこと
✕ 誤飲時に無理に吐かせる
✕ けいれん中に体を押さえる
✕ 熱中症で氷水に浸ける
✕ 「様子を見よう」と放置する
緊急連絡先
病院:___________
夜間:___________
タクシー:________
かかりつけ病院
名前:______________
TEL:______________
夜間救急病院
名前:______________
TEL:______________
ペットタクシー
名前:______________
TEL:______________
家族連絡先
名前:______________
TEL:______________
MIMITOTE会員番号
No.:_______________
ドクター相談窓口:
MIMITOTEアプリから
ペットの名前:__________________
種類・犬種猫種:________________
年齢:________ 体重:________
性別: □オス □メス □去勢避妊済
持病・アレルギー:______________
服用中の薬:__________________
マイクロチップNo.:____________
かかりつけ病院TEL:____________
飼い主氏名:____________________
緊急連絡先TEL:________________
MIMITOTE — もしもの時の手引き
クエストスフィア株式会社 / MIMITOTE
このマニュアルの内容は一般的な応急処置の情報であり、
獣医師の診察に代わるものではありません。